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写真の北楯頭首工導水路は、東北農政局が「最上川下流農業水利事業」で最上川水系立谷沢川に建設した北楯頭首工取水口から北楯大堰用水路に導水する開水路です。(平成9,10年度当社設計)
同水路は、計画最大流量がQ=10.8m3/sで、水路幅B≒7.5m、水路延長L≒286mの開水路と水路幅B=17.1m、延長L≒116mの沈砂池から構成されています。
開水路は、水路周辺の環境に配慮し、側壁に擬石模様の大型積ブロックを採用した修景護岸形式の台形断面水路です。
沈砂池は、頭首工取水口から流入してくる水量の有害な土砂を沈砂させ排除することを目的とし、沈砂池内の流速をV≒0.2m/s(沈砂粒径0.3mmの掃流限界流速)としています。また、排砂方式と堆砂量の推定から幅B=2.6m×6連の沈砂溝構造となっています。
国道47号線から左折して県道立川・羽黒山線(山形県)に入り400mくらい走ると車窓左側に見えます。
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